概要
トルマリンの色の原因には、さまざまな要因が影響しています。 微量の鉄、場合によってはチタンが緑および青色を生じさせていると一般的に考えられています。 マンガンは、赤やピンク、場合によっては黄色を生じます。 ピンクと黄色のトルマリンの一部は、天然またはラボラトリーで照射される可能性のある放射線に起因するカラーセンターによってその色相が生じていることがあります。
誕生石&結婚記念宝石
オパールと同様に、トルマリンは10月の誕生石です。またトルマリンは、結婚8周年記念の宝石でもあります。
1554年
この年にフランシスコ スピノザの遠征が、グリーントルマリン結晶の最初の記録となる「ブラジルのエメラルド」を発見します。
焦電性
トルマリンは、加熱すると帯電します(これを焦電性と言います)。 また、圧力を掛けられた場合も帯電します。トルマリンは、圧電性もあるのです。
パライバ
パライバは、銅で着色された鮮やかな青から緑色のトルマリンで有名なブラジルの産出地です。
事実
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鉱物:トルマリン
化学組成:
リシア電気石NA(Li1.5、Al1.5)Al6Si6O18(BO 3)3(OH)4
ドラバイトNaMg3Al6Si6O18(BO 3)3(OH)4
リディコアタイトのCa(Li2Al)Al6Si6O18(BO 3)3(OH)3F
クロム・ドラバイトのNaMg3Cr6Si6O18(BO 3)3(OH)4
色:あらゆる色
屈折率:1.624~1.644
複屈折:0.018~0.040
比重:3.06(+0.20、-0.06)
モース硬度:7~7.5
この宝石が好まれる理由
三方晶系
トルマリンは三方晶で晶出します。一般的な鉱物で3辺の柱面を持つものは他にありません。
ウォーターメロンの変種
ウォーターメロントルマリンは、外側が緑色で内側がおいしいそうなピンク色となっています。
リディコータイト
リディコータイトトルマリンは、敬愛されたGIA元社長Richard T. Liddicoatにちなんで命名されました。
品質係数
トルマリンの品種には、考慮されるべき品質係数が広い範囲にわたります。
色
トルマリンのさまざまな色は、色相の強度や色調にも幅があります。
クラリティ
ピンクから赤色のトルマリンには多くの場合、グリーンやブルーの変種と比べてより多くの目に見えるインクルージョンがあります。
カット
トルマリン結晶は長いものが多いので、宝石カッターは細長い形状に形成加工することになります。
カラット重量
トルマリンは、形もサイズもさまざまです。 サイズに対する価値の変動は、変種ごとに異なります。
トルマリン品質係数:総合ガイド
研究
ソース、宝石学研究、歴史の中での宝石の役割を探訪する。
モザンビーク産の青から青緑の銅を含有するトルマリンにおける成長チューブおよびヒビを囲む、溶液で生成されたピンク色
John I. Koivula, Kevin Nagle, Andy Hsi-Tien Shen, and Philip Owens 英語で詳細を読む