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リングを指に通したとき、リングが指の関節を通り抜ける必要がある
リングは正しい向きを保ち、回転しません
リングは簡単に外れない
リングのサイズ直しには、顧客の指、またはリングの正確なサイズ計測が必要となります
指のサイズを特定するためにリングサイズゲージが使われます。 1サイズおよび1/2サイズごとに目盛りが付いています。 ソリティアリングや幅が狭いバンド(幅4mmまで)のようなリング用に指のサイズを測定する際には、幅が狭いリングサイズゲージを使用します。
内部が凸状になっている場合でも、リングサイズゲージの使用が可能です。
ファッションリングや幅広バンド(幅4mm以上)などの幅が広いリング用の指のサイズを特定するには、幅が広いリングサイズゲージを使用します。
1/4、1/2、1サイズごとに目盛りが付いた(この目盛りは内径がそれぞれ約約0.2mm、0.4mm、0.8mm増えることに相当します)先が細くなっている木製、プラスチック製、またはアルミ製のリングサイズ棒、またはリングマンドレルを使って顧客のリングサイズを特定します。
サイズ直しをするために、ベンチジュエラーは1/4、1/2、1サイズ(内径がそれぞれ0.2mm、0.4mm、0.8mm)ごとの目盛りの付いた先が細くなっているスチール製のリングマンドレルを使用します。
小売店、取引先、または製造会社の測定サイズが一貫するように、すべてのリングサイズゲージ、サイズ棒、リングマンドレルは、互いの目盛りが合致するように目盛り付けされている必要があります
取引先に作業を依頼する小売店や、小売店向けに特注やカスタムメイドを行っている製造会社など、複数の場所で作業が行われる場合には、道具の目盛りの校正が重要となります
セットされている宝石のキューレットが、指を通すリングに突き出ていないかどうかを常に確認してください。 出ている場合には、石の損傷を防ぐために溝付きのリングサイズ棒またはマンドレルを使用してください。
キューレットが露出しているリングのサイズ直しや作業はお勧めできません。 これはデザイン上の欠陥とみなされ、ジュエラーは損傷のリスクなしに安全かつ正確にサイズ直しをすることができません。 このような場合、別の方法やセッティングの変更、またはセッティングのやり直しを考慮しましょう。
リングサイズを測定する際には、顧客の指に最適な幅のリングサイズゲージを使用します
リングの正しいサイズは指の関節を通す際にわずかな余裕があり、リングを着用する位置で安定するサイズです
顧客の指に優しくリングサイズゲージをはめます。 関節を通す際に決して無理な力を入れないでください。
すべての手には個性があります。 顧客にとって最適なリングサイズは、それぞれの状況に合わせて個別に判断します。
顧客自身にリングサイズゲージをはめたり、はずしたりしてもらいましょう。
指はむくんだり細くなったりするものなので、状況を変えて3回サイズ測定を行い、確定をするといいでしょう
指にぴったりのサイズ、または緩くフィットするサイズなど、顧客がどのようにリングを完成させたいかによってサイズは変わってきます
作業用封筒には、特別な刻印を残すといった要望などの個別指示とともに、サイズを記録します
どの指のリングサイズを測定したのかを必ず記載してください
つけ心地のいいリングのサイズ確認を希望する顧客もいます。 そういったリングを測定するには、サイズ棒や、マンドレルと呼ばれる芯棒を使用します。
正確に測定するために、新しいリングがサンプルのリングと同じ形、または輪郭であることを確認してください。 測定するリングがきちんと円形になっているか確認してください。 リングの形が歪んでいる場合には、サイズ確定を行う前に生皮またはナイロンハンマーを用い、スチール製の芯棒上で丁寧に叩き円形にします。
サイズ棒上をリングがぴったりとはまるまで丁寧にスライドさせます。測定値が不正確になる可能性があるので、無理にスライドさせないでください。
この顧客のリングサイズは6.75(内径17.1mm)です。
均一幅(1〜4mm)のソリティアリングまたはバンド用に指のサイズを測定する際には、幅が狭いリングサイズゲージを使用します
サイズ棒では、棒に接触している幅の中心点の線上のリングサイズを読み取ります。 この例では、サイズ9.0(内径19.0mm)です。
最も幅が広い部分が5〜7mmで細い部分が2〜3mmほどのテーパードリングを測定するには、幅が狭いゲージを使用します
サイズ棒に接触している、リングの最も細い部分の中心点にある線でサイズを特定します。 リングの最も細い部分は、シャンクの上部または下部にある場合もあります。 このリングのサイズは5.25(内径15.9mm)です。
サイズ棒に接触している、リングの最も細い部分の中心点にある線でサイズを特定します。 リングの最も細い部分は、シャンクの上部または下部にある場合もあります。 このリングのサイズは6.50(内径16.9mm)です。
4mm以上の幅のリングを測定するには、幅が広いリングサイズゲージを使用します。 リングサイズゲージを関節に通す際には、無理な力を入れないでください。
幅が広いリングは肌に接触する金属部分が大きくなるので、よりぴったりと手にフィットします
サイズ棒では、芯金に接触しているリング幅の中心点の線上からリングサイズを特定します。 この例では、バンドのサイズは7(内径17.3mm)です。
顧客の指の関節のサイズやつけ心地により、幅が広いリングは幅が狭いリングよりも1/2から1サイズ(アメリカの指のサイズでは内径にして約0.4mmから0.8mm)大きくなる場合があります。
顧客がリングサイズを知っているようであっても、必ず確認するようにしてください。 このテーパードリングのサイズは6.75(内径17.1mm)です。
結婚指輪と婚約指輪を一緒にはめた際に4mmまたは5mmより幅が広いセットになる時には、特別な配慮が必要です
リングが結合される前の紛失や損傷を避けるために、婚約指輪を単独ではめている際に調整をする必要がある場合もあります
幅が広いリングサイズゲージを使って花嫁となる人の指を測定します。 しかし、リングを個別に着用する場合、特に手が冷たい時などは、緩くなる場合もあります。
リングがロウ付けにより結合されている場合、単一のものとしてサイズ直しが出来ます。 しかし、婚約指輪に追加のサイズ調整の継ぎ目ができる可能性があります。
内甲丸のリングまたはバンドは、シャンクの縁から内側へ向かって面取りされています。
内甲丸のシャンクのリングに合うように、幅が狭いリングサイズゲージを使用します。
サイズ棒に接触しているリングまたはバンドの中心点でサイズを特定します。 そして、1/4 サイズ小さく測定します。
リングのサイズ調整の際には、測定された指のサイズよりも1/4 サイズ小さくします。 例えばサイズが7(内径17.3mm)のゲージの場合は、リングサイズは6.75(内径17.1mm)にします。
これらの例では、平打ちのバンドのサイズは5.5(内径16.1mm)、甲丸のバンドは6.75(内径17.1mm)です。
このようなリングは、指と接触する金属部がより少なめになっています。 指に装着した際に緩めになるので、小さめのサイズにする必要があるでしょう。 サイズ調整は、シャンクの縁と開口部の間の距離によります。
指と石座の間に空間のあるリングに合わせるために、適切なリングサイズゲージ(シャンク幅が4mm未満の場合は幅の狭いゲージ、シャンク幅が4mm以上の場合は幅の広いゲージ)を使用しましょう。 開口部分が3mm〜5mmの場合には、測定されたリングサイズから少なくとも1/4サイズ引きます。
リングの最も細い部分の中心点がサイズ棒に接触している箇所でサイズを特定します。 その後、シャンク上部の開口部の幅に合わせてサイズ調整をします。 シャンク上部の開口部の状態では、このリングのサイズは5.5(内径16.1mm)ではなく、5.75(内径16.3mm)が適切だと言えます。
すべての手には個性があります。 指の測定やリングの調整の際に、特別な状況があることも想定できます。 顧客にとって最適なリングサイズは、それぞれの状況に合わせて個別に判断します。 サイズ調整が不可能であったり、短期間のみ使用されたりするリングも存在します。
指にはめているリングが回転しないようにするためにサイズ調整用の突起を付けることは解決策の一つではありますが、顧客によっては満足しない人もいます。 ハーフサイズほどのスペースを使うことになるため、装着時に違和感を感じてしまうこともあります。
リングをはめる場所よりも指(関節など)が1.5 サイズ(アメリカの指のサイズで内径1.2mm)以上大きい場合など、リングの回転を防ぐためにはリング シャンク内に小さな突起を2つロウ付けするのが一番簡単な方法です。
スプリングインサートを装着することで、指にリングをまっすぐにはめておくことができます。 馬蹄形に似ている伸張性の高いプラチナ製のスプリングが、リングをぴったりと押さえます。 柔軟性があり装着中の違和感がないため、サイズ調整用の突起よりも優れています。
インサートの伸縮性または弾力性を維持するために、レーザー溶接機を使用して装着させます。 トーチを使用すると、スプリングがなまされてしまい弾性が失われてしまいます。
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