オパールのお手入れとクリーニングガイド
宝石や鉱物の硬度はモース硬度スケールで測定されます。 モース硬度の数字はある1つの鉱物が他の鉱物によって傷つけられることの相対的な容易性または困難性に基づいています。 しかし、モース硬度には紛らわしい面もあります。 モース硬度を代表する鉱物間の硬度の間隔は均等でありません。 例えば、ダイヤモンドは数字上ではコランダムとはたったひとつしか離れていませんが、コランダムの宝石よりも何倍も硬いのです。
オパールの硬度は、その正確な組成や形成条件に応じて変わりますが、モーススケールでは5〜6.5の範囲です。 オパールの靭性は極めて低い〜普通の範囲でありジュエリーに適していますが、石が摩耗したり損傷したりしないように、身に着ける際には注意が必要です。
安定性
オパールは一般的に安定していますが、強い光による熱によって 「crazing(クレージング)」と呼ばれるひび割れを生じる事があります。高熱や急激な温度変化もまた、オパールにフラクチャーを生じる場合があります。 オパールは、フッ酸と苛性アルカリ溶液によってダメージを受けます。
処理
オパールには、オイルやワックス、プラスチックの含浸、または砂糖処理やスモーク処理と呼ばれる表面の改変といった処理が施されることがあります。
クリーニング
オパールをきれいにする唯一の安全な方法は、ぬるま温の石鹸水を使うことです。