ザンビアのエメラルド鉱山を訪問するGIAフィールドジェモロジスト
10月 16, 2015
GIAのこの短編ビデオから、中央アフリカのグリーンの宝であるエメラルドの魅力をきっと感じていただけることでしょう。 まず始めに、シンプルな手工具を用いて地元の人々によって採鉱が行われている、ザンビアのMusakashiにあるエメラルド鉱区を訪問します。
次に、フィールドジェモロジストのVincent PardieuおよびGIAチームと共に、アフリカ最古の宝石鉱区の一つであるザンビアのKafubu地区を旅します。 「そこには恐らく400の鉱山があると思いますが、活動している鉱山は10未満でしょう」と、Pardieuは述べます。
そこでは、活動中のエメラルド鉱山のいくつかを目にすることができます。 非常に小規模で地元の人々により運営されている鉱山もあれば、MIKUやKAGEMのように非常に大規模な鉱山もあります。 後者は、恐らく世界最大のカラー宝石の採鉱ピットです。 「その鉱山からの産出量は、恐らく世界の20%を占めているでしょう」と、Pardieuは述べます。 「ピットは、2年前よりもずっと大きくなっています。」
このビデオでは、近代的であり、高度かつ複雑に機械化されたピット鉱山であるKAGEM運営の全体像を見ることができます。 ピットの縁に立っていると、爆発の波紋が手順通りに鉱石を吹き飛ばしていきます。 「ここでの採鉱は、地質学により決められます」と、Gemfields(ジェムフィールド)社の地質学者であるRobert Gessnerは述べています。
作業者たちが、ピットからエメラルドを取り出す場面を見ることができるでしょう。 「地面から出てくる石に触れると、胸が躍ります」と、GIAフィールドジェモロジストのAndy Lucasは述べます。
また、地下で行われるGemfields社の地下探索作業に挑み、同社の安全工程と分類施設を見ることもできます。
このGIAフィールド遠征調査(FE56)は、2014年9月に行われました。 Pardieuの他に、カメラマンのDidier Gruel、フィールドジェモロジストのAndy Lucas、Gems & Gemology(宝石と宝石学)技術編集者のTao Hsu博士、フィールドジェモロジスト訓練生のStanislas Detroyatが参加しました。
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