GIAのフィールドジェモロジストと共に、アフリカの隠れた宝石を探す旅路へ
11月 6, 2015
GIAのフィールドジェモロジストと共に、マダガスカル、ケニア、タンザニア、ザンビア、そしてモザンビークの宝石鉱区を旅してみましょう。 この短いビデオでは、小規模な職人の作業場から多国籍企業が所有する機械化された鉱山まで、東アフリカにおける多様なカラーストーン採鉱の特徴をくまなく明かしていきます。
小規模採掘の例として、マダガスカルやケニア、タンザニアにおける独立鉱山作業員の過酷な作業環境、さらには彼らの抑えきれない情熱もいくらか、目にすることができます。 我々は悪魔に嫌がらせをするためにここに来ているんだよ、と語るのは地下トンネルの粉塵にまみれて働くケニアの鉱山労働者のPeterです。 宝石を手放すなら今のうちだぞって言ってやるのさ…ここの宝石はもう悪魔のものじゃないんだ、と。
日の目を見るまで、宝石はみんな闇の中で生きているんだ、彼は笑顔でそう続けます。
対照的なのは、多国籍企業であるGemfields(ジェムフィールズ)社の支援を受け、重機と地質調査を導入した採掘を行うザンビアのKAGEM(カゲム)エメラルド鉱山です。 ここでは採算が取れるかが全てなんです…カラットごとの収益とコストの対比が問われます、とGemfields(ジェムフィールズ)社の地質学者Robert Gessnerは述べています。
そして最後に、皆さんはGIAチームと共に最終目的地モザンビークに行き、同じくGemfields(ジェムフィールズ)社が運営するモンテプエスのルビー鉱山に立ち寄ることになります。
これらのGIAフィールド遠征調査(FE39およびFE55)はそれぞれ2012年と2014年に行われました。 遠征にはVincent PardieuとカメラマンのDidier Gruelに加え、GIAジェモロジストのJonathan Muyal、フランスのLaboratoire de Planétologie et Géodynamique de Nantes(ナント惑星学・地球力学研究所)の研究員Boris Chauviré、そしてフランスのナンシーにあるInstitute of Research for Development (IRD)のリサーチディレクターであるGaston Giuliani博士が参加しました。
GIAのスタッフは、研究目的、そして市場に対する洞察を深めることを目的として、宝石およびジュエリー産業に関わる鉱山をはじめ、製造業者、小売業者やなどを頻繁に訪ねています。 GIAは、訪問中に私たちを受け入れ、貴重な情報を提供してくださった皆様に感謝いたします。 これらの訪問や記事または出版物のいかなる内容も、再利用、宣伝用の利用は禁止されています。