GIAの教育、イスラエルのダイヤモンド産業の拠点に様々な学生を引き寄せる
12月 23, 2016

2016年の11月中旬、GIAの講師Ric Taylorは、Israel Diamond Manufacturers Association Ltd(IDMA:イスラエル・ダイヤモンド製造協会)のラマトガン事務所を訪問し、GIAの5日間のダイヤモンド・グレーディング・ラボ・クラスの授業を行いました。 鑑定を行ったりダイヤモンドの原石の売買など豊富な経験を持つ人々や留学生がイスラエルや各国からこのクラスに集まりました。
「参加受講生の多くは何年も原石を売買していますが、GIAインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システムを用いて実践的に体験をすることで、この原石からカットされたダイヤモンドの価値をより深く理解することができます。 受講生達は、GIAの基準に従ってダイヤモンドをグレーディングする実務経験を得ることができ、取引する原石の価値をより適正に評価することができました」とTaylorは述べました。 「同様に、ラボのクラスを受講する前にすでにプロの鑑定士であった受講生達は、彼らが取り扱うダイヤモンドのクラリティ、カラー、カットをグレーディングする際に必要な知識と正確さを向上させることができました。」
発展途上国であるためにダイヤモンド産業が不可欠であるシエラレオネ出身の受講生は、ダイヤモンドの品質に対する理解を深めるだけでなく、母国にとって選鉱プロジェクトの可能性について検討していました。 彼の目標は、シエラレオネでダイヤモンド原石を採掘および販売する人々を教育することです。 このコースを受講したことにより、彼は、イスラエルのダイヤモンドの重要な中心地だけでなく世界中からの取引に係る人々と繋がり、ネットワークを広げることができました。
「私はバンコクでグラジュエイトジェモロジスト(GG)のディプロマを取得し、現在は貨幣を売買する店で私の夫と働いています。私たちは競売人でもあり、資産となる宝飾品などの買い取りも行います。 テルアビブはジュネーブから直行便でわずか3時間半ですから、ダイヤモンドに関する新しい知識を蓄えるためにこのクラスを受講しました」と語るのは、ジュネーブで宝石鑑定士として働く、このクラスの参加者Julie Chaponnièreです。 「GIAは、理論と実践のちょうど良い組合せを提供してくれます。 5日間にわたるこのラボ・クラスを受講すれば、グレーディングレポートなしに私たちのところに提出されるダイヤモンドを評価するのにもっと自信が持てるようになります。」
このクラスはIDMAが主催し、2016年11月13日から17日までラマトガンのダイヤモンド地区にあるIDMAのオフィスで開催されました。
実技訓練やマンツーマン指導、マルチメディアを独自に組み合わせたGIAのダイヤモンドグレーディングラボクラスでは、受講生が最新型宝石顕微鏡や宝石商用ルーペを使用して、ダイヤモンドを常に正確にグレーディングする方法を学びます。 5日間続くこのプログラムの終わりには、参加者は、GIAインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™およびこのシステムがダイヤモンドの価値をどのように判定するかを熟知し、GIAダイヤモンド・グレーディング・レポートの要点、最も一般的なダイヤモンドの特徴、宝石学用装置を操作する方法に関して理解を深めます。 GIAの教育プログラムの詳細については、GIAまでご連絡いただくか、1 760-603-4001までお電話でお問い合わせください。
筆者について
Accredited Jewelry Professional (AJP アクレディテッドジュエリープロフェッショナル)であるKristin Mahanは、GIAコミュニケーションチームのマネージャーです。