フィールドレポート

GIA フィールドジェモロジスト、ミャンマーのモゴックでブルーサファイアとラピスラズリを探求


モゴックでサファイアとラピスの探究
モゴックでブルーサファイアとラピスラズリを求め歩くGIA フィールドジェモロジスト。

この短いビデオでは、熱心なGIAフィールドジェモロジストであるVincent PardieuおよびAndy Lucasが、GIAの参照コレクションに加えるサファイアとラピスラズリを探し求める旅をご覧になれます。 2 人と一緒に、地下奥深くで作業するモゴックの鉱員の様子を追っていきましょう。 地中から宝石を取り出す彼らの仕事は何度見ても素晴らしいんです、とPardieuは語ります。

モゴックの谷は比類のない場所です。ここまで多様かつ多量な非常に優れた宝石を、これほどの長期間に渡り産出してきた宝石鉱床は、世界でも他にありません。 Pardieuが述べるには、宝石には耐久性が備わっているので、千年以内の間にモゴックで採掘された宝石は全てまだどこかの市場にあります。ひょっとしたらニューヨークにあるかもしれないし、パリやロンドン、東京、中国にもあるかもしれません。 人々が所有してます。

何世紀も前に発見されてからというもの、モゴックは世界的に最も活発な鉱床の一つであり続けると共に、秘密主義の場でもありました。 発見以降ほぼ全期間、外国人は入ることはできませんでした。 実際、この地域がジェモロジストに開放されたのは2013年6月のことでした。

このビデオではGIAがモゴックの谷をご案内します。 鉱区はヤンゴンの北約400マイル(650km)に位置しており、海抜7700フィート(2347m)の植物が生い茂る山岳地帯です。 800年以上前から続く良質の宝石産地として、比類なき高い評価を持つモゴックは、ルビーやサファイア、スピネルやペリドット、その他多くの宝石を産出することで知られています。

モゴックの活気あふれる市場では、様々な種類の宝石を目にすることができます。 そこでGIAのジェモロジストたちは、現地で採鉱されたというラピスラズリを見つけます。 Pardieuは、鉱床を見つけられれば、非常に興味深いですね、 本や記事などではビルマのラピスラズリ鉱床に関する報告があるのですが、実際に確認されてはいないのです、と語ります。

このビデオでは、ラピス鉱床を検索し、場所を見つけ、GIAの参照コレクションに加えるサンプルを収集するジェモロジストを追います。

これらのGIAフィールド遠征(FE49およびFE50)は2014 年1月に行われました。 ジェモロジストのVincent PardieuとAndy Lucusに同行したのは、カメラマンのDidier Gruelでした。

GIAのスタッフは、研究目的および市場に対する洞察を深めることを目的として、宝石およびジュエリー産業に関わる鉱山をはじめ、製造業者、小売業者などを多く訪ねています。 GIAは、訪問中に私たちを受け入れ、貴重な情報を提供してくださった皆様に感謝いたします。 これらの訪問や記事または出版物のいかなる内容も、再利用、宣伝用の利用は禁止されています。