2014年Sinkankas Symposium(Sinkankasシンポジウム)、ペリドットと緑の宝石について
4月 23, 2014

サンディエゴのGemological Society(宝石学協会)とGIAが共催のこのシンポジウムは、宝石と鉱物の有名な著者であったJohn Sinkankas(1915年〜2002年)を記念して開催されます。 今年のイベントでは、広範囲に渡るトピックを網羅した11時間半に及ぶの講義が特徴でした。 シンポジウムの主催者でSinkankas氏の友人であるRoger Merk氏は研究、学術的専門知識、そして取引の視点を融合したプログラムを作成しました。
参加者は、過去、現在、未来のペリドットの重要な地域的別原産地を掘り下げた内容で学びました。 James Harrell博士を代表して、2010年に紅海の島ザバーガッドにある古代鉱山への考古学的遠征に行った時の話の要旨を、独立宝石学者Lisbet Thoresen氏が演説しました。 Harvard Mineralogical and Geological Museum(ハーバード大学鉱物・地質学博物館)の専門職員であるRaquel Alonso-Perez博士は、パキスタンのサパット渓谷産のペリドットの地球化学的な状況における特徴を述べました。 ニューヨークのAmerican Museum of Natural History(アメリカ自然史博物館)のGeorge Harlow博士は、ミャンマーのモゴックの鉱床が、どのようにZabargad(ザバーガッド)やSapat(サパット)渓谷に地球化学的に似ているか、について発表しました。


シンポジウムの要約と講演者の履歴の閲覧、あるいは議事録のコピーの注文は次のサイトをご覧ください。www.sinkankassymposium.net
Merk氏によると、2015年Sinkankas Symposiumのテーマはオパールとなります。 講演者には、Natural History Museum of Los Angeles County(ロサンゼルス郡自然史博物館)のEloïse Gaillou博士、宝石とジュエリーの消費者ガイドの著者のリーダであるRenée Newman氏が予定されています。
著者について
Stuart Overlinは、カリフォルニア州カールスバッドのGems & Gemology(宝石と宝石学)の編集者です。