Gems & Gemology（宝石&宝石学）が、ガーネット、サファイア、オパールに関するカラフルな見識をご提供
GIAの季刊専門誌の2015年冬号をご覧いただけます
カリフォルニア州カールスバッド - 2016年2月1日 - GIAが監修する専門誌、Gems & Gemology（宝石＆宝石学、G&G）の2015年冬号は、異なる照明条件下で顕著な色の変化を示す、豊かで大胆なピンクの色をしたタンザニアガーネットを紹介し、最高級のガーネット素材のいくつかを例示します。 この号では、モンタナ州の漂砂サファイアが採れた原産となる岩の見識、かつてルイXIV世が保有していた歴史的なGrand Sapphire（グランドサファイア）の宝石学的研究、高純度の金の変色スポットの調査、そしてオーストラリアのオパールのフィールドレポートを提供しています。 本号は、印刷物としてまたは、独占映像と共にオンラインでご覧いただけます。G&Gのカバーストーリーには、GIAの研究者、Ziyin “Nick” Sun、Dr. Aaron Palke、およびNathan Renfroによる「バナジウムとクロム含有ピンクパイロープガーネット：特徴と定量比色分析」を取り上げます。タンザニアから来たと信じられる、卓越した「変色」パイロープガーネットについて調べます。 蛍光灯の下では、より大きな宝石は上質なアメシストの紫色を持ち、白熱灯の下では、これらはホットピンクのトルマリンに似ています。 著者らは、異なる照明条件下での、色の定量分析と共に、この素材のインクルージョンの総合的なレビューを提供しています。
米国モンタナ州からの漂砂サファイアは、長い間彼らの万華鏡のような色のため称賛されてきましたが、現在のところ誰もこれらの宝石の主な原産となる岩を示していません。 この号の次の記事「モンタナ州からの漂砂サファイア：インクルージョン、地球化学、および交代作用の起源の兆候」では、Dr. J.C. “Hanco” Zwaan率いる研究チームが、鉱物インクルージョンと地球化学に焦点を当て、これらの宝石の交代作用の起源を提案します。
他の特集では、Dr. François Fargesらが、ルイ14世の135.74ctの魅力的な歴史と宝石学を紹介します。 Grand Sapphire（グランドサファイア）は、1669年にフランスの王冠の宝石に追加されました。 顕微鏡検査と分光法によって、著者らはこのサファイアはスリランカの宝石の採鉱場が起源であろうと断定しました。 4件目、本誌の最後の特集には、北京のNational Gems & Jewellery Technology Administrative Center（国立宝石＆宝飾品技術管理センター）のDr. Taijin Luらが、銀と硫黄の存在を検出する高度な技術の組み合わせを使って、高純度の金の宝石上の見栄えの悪い変色スポットを調査します。
この号にはさらに、オーストラリアの乾燥した大鑽井盆地の4つの地域であるLightning Ridge、Koroit、Yowah、そしてQuilpieでの採鉱活動と「オパールツーリズム」の重要性が増していることについて、GIAのDr. Tao Hsu、Andrew LucasとVincent Pardieuからのフィールドレポートもあります。 ジェムニュースインターナショナルのセクションでは、PardieuがマダガスカルのZahamena国立公園にある新しい鉱床で採れるルビーに関するアップデートを提供します。 さらに、ボルチモアで行われた2015年米国地質学会の年次総会からのレポート、ボゴタ、コロンビアの初のInternational Emerald Symposium（国際エメラルドシンポジウム）、そしてリトアニアのビリニュスで行われた第34回 International Gemological Conference（国際宝石学会議）からのレポートがあります。
G&G、全記事、詳細、写真、貴重なビデオ映像に関する詳細については、GIAのウェブサイトhttp://www.gia.edu/gia-news-researchをご覧下さい。
