記者発表

鮮やかな宝石、Gems & Gemology(宝石と宝石学)で輝きを放つ


<em>Gems & Gemology(宝石と宝石学)</em>2019年夏号の表紙を飾るプラチナ製ペンダント。9.39カラットのブラックオパールを特徴としており、0.25カラットのペアシェイプのダイヤモンドと0.90カラットのラウンドのパライバ トルマリンがアクセントとして飾られている。デザイン:Niveet Nagpal、提供:Omi Privé(オミ・プリヴェ)。オーストラリア、ライトニングリッジから産出されたブラックオパールの顕微鏡写真が背景画像として使用されている。ハーレクイン模様またはモザイク模様として知られている遊色効果の広くて角度のあるフラッシュを示している。拡散反射光、垂直視野 約12mm。顕微鏡写真:Nathan Renfro
Gems & Gemology(宝石と宝石学)2019年夏号の表紙を飾るプラチナ製ペンダント。9.39カラットのブラックオパールを特徴としており、0.25カラットのペアシェイプのダイヤモンドと0.90カラットのラウンドのパライバ トルマリンがアクセントとして飾られている。デザイン:Niveet Nagpal、提供:Omi Privé(オミ・プリヴェ)。オーストラリア、ライトニングリッジから産出されたブラックオパールの顕微鏡写真が背景画像として使用されている。ハーレクイン模様またはモザイク模様として知られている遊色効果の広くて角度のあるフラッシュを示している。拡散反射光、垂直視野 約12mm。顕微鏡写真:Nathan Renfro

2019年G&G夏号、天然、処理済、模倣品およびラボで製造されたオパールのインクルージョンに関するチャートを特集

カリフォルニア州カールスバッド – 2019年8月15日 – GIAの季刊専門誌、Gems & Gemology(宝石と宝石学、G&G)2019年夏号は、モザンビーク産ルビー、マダガスカル産サファイア、中国産ブラックネフライト、パール、オパールのインクルージョンに関する研究成果を紹介します。G&Gの最新号は、定期購読およびGIAストアで印刷版をご購入いただけます。また、GIA.eduでは無料でデジタル版をご覧いただけます。
 
本号の巻頭特集では、GIAでフィールドジェモロジストを務めるWim Vertriestと鑑別部門シニア・マネージャーのSudarat Saeseawがモザンビーク産ルビーの研究に関する記事を紹介します。生産、流通や宝石学特性およびこの産地から産出される素材に適用される最も一般的な処理のプロセスに関する10年の歴史を探求します。Lotus Gemology(ロータス・ジェモロジー)のBillie HughesとFura Gems(Furaジェムズ)のRosey Perkinsは、マダガスカル産サファイアに対する低温加熱処理による実験の結果および非加熱の石を加熱された石から区別する方法を発表します。また、この記事の筆頭著者であり、Tongji University(同済大学)で鉱物学の博士号の取得に励んでいるQian Zhongは、中国南部の広西省より産出されたブラックネフライトジェードの研究を紹介し、その試料がこの地域で形成された大きなジェードの一部である可能性を探求します。
 
この夏号では、パールに関する2つの記事が紹介されています。Gemological Research Center of Nantes(ナント宝石学研究センター)のJean-Pierre Gauthierと共著者は、シャコガイ科二枚貝綱から採取され、成長中の回転の証拠を示す37粒の真珠の「火炎構造」の特性を発表します。Johannes Gutenberg University(Johannes Gutenberg大学)のMax Planck Institute for Chemistry(Max Planck化学研究所)の研究員およびGIAのニューヨークとバンコクのラボラトリーの研究員は、これらの宝石学ラボラトリーで確実に鑑別できなかった真珠が呈する問題について議論します。 
 
巻末特集では、GIAカラーストーン鑑別部門のマネージャー、Nathan Renfroと共著者が、大きくてカラフルなオパールのインクルージョンの図表を紹介しています。この図表のラミネート加工された掛図は、GIAストアからオンラインでご購入いただけます。ラボノートでは、偽った緑色の「放射線染色」が付いたダイヤモンド原石、コーネルピンとプリスマティンの区別に関する研究、GIAによって検査された変色するスペサルティンガーネットに関する初めてのレポートが紹介されています。
 
本号の最後には、毎号の特集記事であるG&Gミクロの世界、地球の深部で誕生するダイヤモンド、ジェムニュース インターナショナルが掲載されています。
 
本号および1934年以降に出版されたG&Gの全号は、全記事、ラボノート、フォトギャラリー、特別なビデオ映像も含めて、GIAのウェブサイトGIA.edu/gems-gemologyにて無料でご覧いただけます。
 
その他の研究記事は、GIA.edu/gia-news-researchでお読みいただけます。
 
印刷版の購読およびバックナンバーのコピーに関しては、http://store.gia.edu/をご覧ください。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量からなる有名な 4C を考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。
 
研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。