記者発表

GIA、2019年ツーソンジェムショーにてラボサービスと見事な展示品を紹介


2019年TGMSで展示される様々な色の7つの宝石。
TGMSツーソン2019年で展示される特大宝石の合成写真。左から右に時計回り: 368カラットのアメトリン、ブラジルのミナスジェライス産、L. T. Moore博士による寄贈品。1002カラットのイエロートパーズ、ブラジル産、Gerald T. Zwiren博士による寄贈品。312カラットのシェリーピンクフルオライト、DonaldおよびRuth Millikenによる寄贈品。200カラットのイエロースポジュメン、アフガニスタン産、Daniel J.およびM. H. Henkinによる寄贈品。156カラットのグリーンベリル、ブラジル産、Vicaro Jay Martin夫妻による寄贈品。292カラットのピンクモルガナイト、William L. Harville Jr.博士による寄贈品。226カラットのイエローベリル(ヘリオドール)、ブラジル産。写真撮影:Orasa Weldon/GIA

ラボサービス、セミナー、同窓生パーティー、特大宝石など

カリフォルニア州カールスバッド – 2019年1月10日 – GIAは、2019 Tucson Shows(2019年ツーソンショー)でショーサービスラボ、教育イベント、宝石学に関する無料プレゼンテーション、特別展示会のほか、どなたでもご参加いただける毎年恒例の同窓生パーティを予定しており、来訪者の方々は教養が高まる体験をしていただけます。GIAは、2月5日~10日に行われるAmerican Gem Trade Association(アメリカ宝石取引協会、AGTA)GemFair™(AGTAジェムフェア)および2月14日〜17日に行われるTucson Gem and Mineral Show(ツーソンジェム&ミネラルショー、TGMS)に参加する予定です。両方ともTucson Convention Center(ツーソンコンベンションセンター)で開催され、GIAはAGTAジェムフェアではガレリアレベルにて、TGMSではブース128Gにて出展します。AGTAジェムフェアでGIAが提供する講演会やサービスなどの詳細については、GIA.eduをご覧ください。
 
2019年ツーソンショーにおけるGIAの主な催しは次の通りです。
 
AGTA GemFair(AGTAジェムフェア)のGIAショーサービスラボラトリー
AGTAジェムフェアでは、GIAによるカラーストーンの鑑別や起源の判別に関する便利なラボサービスをご利用いただけます。オニキススイートではGIAの宝石鑑別士がカラーストーンを分析し、レポートサービスを提供いたしますので宝石を是非お持ち込みください。GIAショーサービスラボに石を提出する際、特にこのサービスを初めてご利用になる場合は、事前に十分な準備をしてお越しいただきますようお願いいたします。GIAショーサービスラボへの宝石の提出に関する詳細は、こちらをクリックしてください。
 
GIAショーサービスラボは以下の期間にご利用いただけます。
2月4日~9日 午前9時 〜午後5時 (AGTA GemFairの開催前日にオープン)
2月10日 午前9時 ~午後12時
 
GIA教育セミナー
GIAは、3つの教育セミナーを開催します。各セミナーには、2時間の講義とラボクラスが含まれています。セミナーにご参加いただける人数には限りがございます。各セミナーへの参加費用は225ドルです。ご登録は、+1 800 421 7250、内線4001(米国内無料通話)または+1 760 603 4001までお電話にて GIA入学部までご連絡ください。
 
ラボで製造したダイヤモンドの鑑別
2月8日(金曜日)午後1時~3時、Coconino Room(ココニーノルーム)、Tucson Convention Center(ツーソンコンベンションセンター)
現在は完全な情報の開示と購入するものに対する理解が、これまで以上に重要となっています。このセミナーは、インタラクティブな討論と実践的なラボを通して、HPHTとCVD成長法によってラボで製造したダイヤモンドに関する情報と、これらを天然ダイヤモンドから区別する方法を紹介します。
 
エメラルド: 原産地の判定
2月9日(土曜日)午前9時~11時、Coconino Room(ココニーノルーム)、ツーソンコンベンションセンター
参加者は、視覚的な観察、インクルージョン、化学における要因を学び、これらに基づいて原産地を確定します。ラボでは顕微鏡を使用して、GIAのラボが使用する標本にあるインクルージョンを鑑別します。この上級セミナーを修了した後、学生はエメラルドの原産地を示す特性およびその複雑さについて理解を深めます。
 
モザンビーク産ルビーと玄武岩質ブルーサファイアの低温加熱処理
2月9日(土曜日)午後1時~3時、Coconino Room(ココニーノルーム)、ツーソンコンベンションセンター
この講義とラボの実技では、これらの低温加熱処理された石を処理されていない石から区別する目的でより信頼性の高い方法を開発するためにGIAが行っている研究に焦点を当てます。
 
無料で行われるGIAプレゼンテーション
研究に関する最新情報
2月8日(金曜日)午前9時~10時、Mohave Room(モハーヴェ・ルーム)
GIAの著名な主任研究員であるJames Shigley博士が、GIAの研究における最新ニュースを紹介します。このプレゼンテーションでは、ダイヤモンド、カラーストーンやその他の最近話題のトピックに関する研究など、業界の重要な情報を発表します。
 
天然色のダイヤモンドの色の原因
2月6日(水曜日)午前9時~10時、Maricopa Room(マリコパ・ルーム)
このプレゼンテーションでは、ダイヤモンドの色に関してGIAが常に行っている研究を紹介し、天然ダイヤモンドの色の原因となる要因に関する概要を説明します。また、GIAの広範囲にわたる研究データベースでグリーン、ブルー、ピンクのダイヤモンドについて詳しく説明し、研究結果およびこれらの貴重かつ稀少な石の色の原因も概説します。
 

宝石、ピンセット、ルーペの隣りに置かれたGIA職人採鉱ガイド
スワヒリ語で執筆されているGIA職人採鉱ガイドは、東アフリカの原産地で採鉱に従事する小規模鉱山労働者に教育となる情報を提供し、彼らの生産物の価値について理解を深めることを目的とする。写真撮影:Robert Weldon/GIA

GIA博物館および図書館の展示
巨大な宝石
2月14日~17日
GIA博物館は、最大のものが21,290カラットにも至るブラジル産ロッククリスタル・クォーツなどの巨大な宝石の素晴らしい展示品を披露します。これらの宝石は、ファセットがいかに重要であるか、宝石に美しさをもたらすためにファセットがどのような役割を果たしているか、そしていくつかの宝石素材が形成されるサイズを実証しています。
 
宝石の原石の選択: 採掘職人のためのガイド
2月14日~17日
GIA図書館によるこの展示会では、小冊子 『Selecting Gem Rough: A Guide for Artisanal Miners(宝石の原石の選択:採掘職人のためのガイド)』を紹介します。GIAは、アフリカの採掘職人が採鉱する原石における価値要因に関する理解をより深めるのに役立つ基本的な宝石学の概念を紹介するこの教育ガイドを執筆およびデザインし、出版しました。その結果、鉱夫は生産物の価値を3倍にも増加させることに成功しました。展示ケースでは、アメシスト、アクアマリン、ダイヤモンド、エメラルド、ガーネット、オパール、サファイア、タンザナイト、トルマリン、ジルコンなど、多くの東アフリカの宝石の原石およびカットされた宝石が披露されています。AGTAジェムフェアでは2月5日から10日までこの展示品の一部をご覧いただけます。
 
GIAジェムマインパーティー:インドの旅
宝石・宝飾業界の多くに影響を与えたこの地域および文化を称え、インドの旅を体感してみませんか。毎年恒例のGIAジェムマインパーティーは、2月8日午後6時30分から11時まで開催され、業界のご友人と一緒に楽しいひと時をお過ごしいただけます。場所はMarriott University Park Hotel(マリオットユニバーシティパークホテル)となります。チケットは1月15日まで55ドル、それ以降および当日券は65ドルです。こちらをクリックしてチケットをご購入ください。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量で有名な 4C を考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。