記者発表

GIA、新理事を歓迎する


理事会, GIA, 2018年理事会総会
カリフォルニア州カールスバッドのGIA本部で10月に行われたGIA理事会総会。写真左から前列:Thomas T. Yang、Thomas M. Moses氏、理事長のSusan M. Jacques氏、Dione D. Kenyon、Thomas H. Insley、Stephen F. Kahler、Barbara Lee Dutrow博士。後列: Lisa A. Locklear、Robert Andrew ‘Andy’ Johnson、Lawrence Ma、John W. Valley博士、Amit Dhamani氏、Barbara A. Sawrey博士、Elliot Tannenbaum、Samantha Ravich博士。写真撮影:Kevin Schumacher/GIA

グローバル研究チームが当機関本部に集う

カリフォルニア州カールスバッド –2018年10月17日 – GIAの理事会は、10月7日〜9日にカリフォルニア州カールスバッドの本部で開催されたGIA国際宝石学シンポジウム(GIA International Gemological Symposium)の終了後、Samantha F. Ravich博士がGIAの理事会に新たに加わったことを定期総会にて発表しました。シンポジウムの直前に、約60人の専門家から成るGIAのグローバル研究チームは、第12回年次総会に集結しました。
 
Ravich博士は、米国政府および民間企業の両方のサイバーレジリエンスにおいて社会全体の革命的な改善を促進するという使命を持つ非営利組織、Transformative Cyber Innovation Lab(トランスフォーメイティブ・サイバー・イノベーション・ラボ)で会長を務めています。また、A2 Partners, LLC(A2 パートナーズ社)のマネージングパートナーであり、政府および民間企業の理事会のメンバーでもあります。サイバーリスクの軽減、戦略的ビジネス指導、企業文化の変革において豊富な専門知識を有しています。Ravich博士は、米国政府で新しい役職に就くためにKaren Evansが8月に辞任した後、GIA理事会に参加しました。
 
3日間開催されたGIAの年次研究会議には、GIAの研究に携わるスタッフ(22名が博士号学位取得者)、顧問の科学者、Richard T. Liddicoat Postdoctoral Research Fellowship(博士研究員プログラム)に従事している研究員、GIAの理事や幹部など60人以上の方々が出席しました。研究員は、器具類の開発、ダイヤモンドの処理やラボで製造された石の検出における進歩、カラー宝石の起源の判定、真珠の構造のようなテーマについて共有しました。
 
GIAシンポジウムは、5~7年毎に開催されています。先日行われたシンポジウムのテーマ「新たな挑戦。機会の創出。」では、業界をリードする研究員や科学者が最新の科学的発見を紹介したり、本格的なリーダーシップ、破壊的革新、顧客中心主義という主要なビジネスの問題を検討するためにHarvard Business School(ハーバードビジネススクール)と提携し、ユニークなプログラムが提供されました。シンポジウムの議事録は、GIA の季刊誌『Gems & Gemology(宝石と宝石学)』の2018年秋号に掲載されます。なお、こちらは11月にGIA.eduにて無料でご覧いただけます。
 
理事会は、あらゆる決定内容が GIAの使命とビジョンに沿うこと、GIAの名声が維持されグローバルに成長し続けること、そして財政目標が達成されることが確実に遂行されるように、GIAの戦略方向付けをサポートする任務を担っています。
 


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量で有名な 4C を考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。