記者発表

LAELIMとIGC、GIA M2Mを利用してダイヤモンドの旅を開示


M2Mプログラムに参加する中国初の小売業者

カリフォルニア州カールスバッド –2018年10月18日 – GIAは、中国の小売業者、LAELIM Jewelry(LAELIM ジュエリー)およびベルギーのダイヤモンド製造業者、IGC Group(IGC グループ)が、バリューチェーンにおけるダイヤモンドの完全な透明性とトレーサビリティを確認できるGIAのM2Mプログラムを試験的に導入すると発表しました。製造業者と小売業者が提携してM2Mプログラムを導入するのは今回が初めてとなります。 
 
LAELIMジュエリーは、ベルギーのIGCグループと提携してM2MプログラムでGIAが評価したダイヤモンドを中国で初めて提供する小売業者となることを誇りに思っています、とLAELIM ジュエリーのCEO、Lin Xiangは述べました。LAELIMは、GIA M2Mが今までないようなユニークなお買い物体験と所有者としての特別な経験を消費者に与えるので、中国の消費者の心を掴むのは間違いありません。採鉱してから、ダイヤモンドのカッティングにおいて卓越したベルギーの技術を通じてジュエリーが完成するまでの旅をデジタル画像を通して確認することで、LAELIMの商品の美しさをより深く理解していただけます、と続けました。
 
LAELIMジュエリーの中からGIAがグレーディングした限定数の作品がM2Mプログラムに追加され、鉱山から消費者に至るまでのそれぞれの宝石にまつわる物語が記録されます。IGCがダイヤモンド原石を調達および研磨した後、その宝石がLAELIMジュエリーの手に渡り、消費者がそこまでの物語の流れがわかるようになります。
 
M2Mプラットフォームを使用することで、弊社が、ベルギーのダイヤモンド製造者として誇る106年にも及ぶ伝統と優れた職人の技を消費者と分かち合うことができます、とIGCグループでセールスディレクター兼パートナーを務めるHans Clementは語ります。GIAやLAELIMジュエリーのような評価の高い機関とこのプロジェクトに参加できることを光栄に思い、このデジタルプラットフォームが透明性をもたらし、中国の消費者の皆様に喜んでいただけると信じています、と続けました。
 
M2Mは、ダイヤモンドの旅の素晴らしい物語を語る情報を持って結果的にできた研磨ダイヤモンドにダイヤモンド原石を科学的に照合させるGIA独自の能力を結集したデジタルプラットフォームです。
 
LAELIMジュエリーとIGCグループがM2Mプログラムにご参加いただき非常に嬉しく思っています。2017年にこのプログラムが始まって以来、関心を寄せている企業が増えています。消費者の需要は変化を遂げており、ジュエリーを購入する際にその商品の由来が重要となっています、とラボ・研究執行副社長のTom Mosesは語ります。
 
LAELIMジュエリーは、2011年に中国の深センで創設されました。同社は、ダイヤモンドのトレーサビリティを提示することに注力し、2017年にLAELIMがジュエリーブランドを設立した際には、ICGグループに承認されました。LAELIMジュエリーに関する詳細は、www.laelim.comをご覧ください。IGCグループは、1890年には早くもダイヤモンドのカッティングに従事し始めたという長い歴史を持っています。同社は1912年にベルギーのアントワープのClaes家によって設立されました。現在、IGC Groupは世界最大のベルギーの製造業者の一つです。IGC Groupの詳細は、www.igcgroup.comをご覧ください。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量で有名な 4C を考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。