プレスリリース

無効になったレポートの調査継続:GIAは無償の確認サービスを提供


カリフォルニア州カールスバッド - 2015年11月25日 - GIAは業界を標的とした詐欺の調査をさらに進めるために、データベース対応請負業者TCSやインド警察と緊密に連携を取っています。 

GIAのグレーディング情報が入ったデータベースに不正変更を加えたTCSの元従業員2人が逮捕され、GIAは問題のダイヤモンドが提出されたクライアントアカウントを一時停止しました。 警察の捜査が継続されており、GIAは調査に関する新しい情報が入り次第、お伝えして参ります。 

レポートの無効化の発表を受けた業界の懸念に対処するために、GIAは2014年11月~2015年10月の間に発行されたあらゆるダイヤモンド・グレーディング・レポートに対して無償確認サービスを提供します。 この期間内に発行されたGIAグレーディングレポートの正確性についてご心配の方は、オリジナルのレポートと該当するダイヤモンドをGIAにご提出ください。確認サービスを無料でご提供させていただきます。 無償確認サービスは2016年1月30日までご利用いただけます。 無償での受付には、必ず「確認サービス」をご希望であることをお申し出の上、該当するダイヤモンドとオリジナルのレポートをご提出ください。

1,042件の無効レポートは、GIAが2014年11月から2015年10月の間に発行したダイヤモンド・グレーディング・レポート数と比較すると、非常に小さな割合です。 現在まで、変更されたレポートとダイヤモンドのうちGIAに検査のため再提出されたのはわずか175件です。 不正に変更されたレポートを市場から排除するために、該当するダイヤモンドとそのレポートのすべてが検査のためにGIAに返送されることが非常に重要です。 

ダイヤモンド業界は、このような不正行為を犯す者たちにその責任を取らせなければなりません。 GIAがこの詐欺に十分に対処するには、業界の協力が不可欠です。

GIAは業界や消費者をだまそうとする個人や企業、組織を公表することで、消費者の信頼と信用の構築に重点を置いていきます。

プレスについてのお問い合わせは、Stephen Morisseau、stephen.morisseau@gia.eduまたは+1 760-603-4411までご連絡ください。

 

GIA について

1931年設立の独立非営利組織である GIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。 1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティ、カラット重量で有名な4Cを考案しました。さらに1953年にはInternational Diamond Grading System™(インターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™)を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。