記者発表

GIA理事会および研究員がカールスバッド本部に集合


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Rodney C. Ewing

GIA理事会の一員を9年務めたRodney C. Ewingに称賛

カリフォルニア州カールスバッド –2015年11月16日–11月5日から7日にカールスバッドで行われた第9回年次研究会議に、世界中から50人以上のGIA研究員が集い、現在行っている宝石学研究プロジェクトについて議論を交わしました。 その直後、11月7日から9日にかけて年2回行われるミーティングのためにGIA理事会が招集されました。理事会では、理事として9年務めたFreeman Spogli Institute for International Studies(フリーマン・スポグリ国際研究所)・International Security and Cooperation(国際安全保障協力センター)の核安全保障フランク・スタントンの教授であるRodney C. Ewing, Ph.Dが退陣しました。
 
研究会議では、科学者たちがダイヤモンド処理やデジタル顕微鏡写真法、カラー宝石の起源の特定、器具類の発展やその他の関連トピックなどの様々な議題について話し合いました。 「宝石やジュエリーに対する公共の信頼を確保するというGIAの任務を直接支えているのは、研究チームの素晴らしい働きです。 今回の集会で共有された研究結果により、最新の研究を用いた商品やサービスを提供できるようになるでしょう」と、GIA理事長兼CEOのSusan Jacquesは語ります。
 
集会には、2014年にGIAが発足したRichard T. Liddicoat Postdoctoral Research(リチャード T. リディコート博士研究)プログラムの研究員も参加しました。
 
GIAの後援の下で行われた研究の多くは、科学専門誌やGIAの季刊専門誌であるGems & Gemology(宝石と宝石学)に掲載されています。 また、GIAの研究員は、世界中で関連する科学会議に定期的に参加しています。
 
スタンフォード大学地球科学部地質環境科学部教授であるDr. Ewingは、2006年から2015年にかけてGIA理事会の一員を務めました。 Dr. Ewingは核物質に関する問題を幅広く発表しており、11の米国学術研究会議委員会に参加し、原子力・放射線調査委員会も2期務めました。 2011年には、バラク・オバマ大統領により放射性廃棄物技術審査委員会の一員に任命されました。 2015年には、Dr. EwingはInternational Mineralogical Association(国際鉱物学連合)のMedal of Excellence in Mineralogical Sciences(鉱物科学におけるメダル・オブ・エクセレンス)と、American Geosciences Institute(アメリカ地球科学協会)のMedal in Memory of Ian Campbell for Superlative Service in the Geosciences(地球科学における最高貢献に対するメダル・イン・メモリー・オブ・イアン・キャンベル)を授与されました。 

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織である GIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。 1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティおよびカラット重量で有名な4Cを考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™(International Diamond Grading System™)を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。