記者発表

GIA、商標権侵害訴訟に勝利


ベルギーの裁判所、そっくりなロゴの使用を中止するよう被告に命ず

カリフォルニア州カールスバッド– 2021年4月14日 – ベルギーの裁判所は、GIAが宝石学のレポート サービスおよび教育を提供していると認識されていることを挙げ、American International Gemological Laboratories(米国国際宝石学研究所)と Antwerp International Gemological Laboratories(アントワープ国際宝石学研究所)として運営するAIG Belgium(AIGベルギー)に対し、「AIG」の単独での使用または他の商標との併用を直ちに中止し、さもなければ多額の罰金を支払うことになるという判決を言い渡しました。この最終判決は、教育と宝石のグレーディングの両方に関して「AIG」が使用していた現在は違法となった商標の使用に適用されます。
 
「世界各地の宝石・宝飾業界や消費者は、科学に基づくGIAの宝石学的な情報が記載されたレポートの独立性とGIA教育の業界屈指の品質を頼りにしています」とGIA法務顧問兼上級副社長のJennifer Wilsonは述べています。「業界や消費者に混乱を生じさせ金銭的な利益を得るために、他者がGIAの評判と世界的な認識を利用しようと試みる場合、GIAは常に積極的に対応し、解決します。」
 
判決を言い渡すに当たって、裁判所はAIGの「GIAの商標による成功に便乗する試み」を挙げ、禁止される使用に対して最大50万EURの罰金を科しました。GIAは、AIGがGIAの保護された商標とロゴを侵害するのを即時停止し、今後も停止するよう数回にわたり要求した後、解決するためにこの件に関して訴訟を起こすことにしました。ベルギーのAIGの代表者は、この判決を受けており、AIGの控訴期間は3月25日に満了しました。GIAは、イスラエルのAIG関連団体に関する類似の事例を積極的に追求しています。
 
「GIA」「Gemological Institute of America」、GIAの標章やその他のロゴなど、GIAの商標は世界中で認められ、保護されています。宝石やジュエリーに対する人々の信頼を確保するために消費者を保護するというGIAのミッションの一環として、GIAの知的財産と評判を不正に使用することを試みる個人や組織をGIAは積極的に追求しています。
 


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット ウェイトからなる有名な4Cを考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。
 
研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。