GIA、2025年までにデジタル化を進める
新しいデジタル ダイヤモンド ドシエが2023年に初めて発売されます
カリフォルニア州カールスバッド – 2022年6月7日 – 宝石学の研究や教育、科学に基づいた宝石の鑑別およびグレーディング サービスにおいて代表的な存在であるGIA(Gemological Institute of America)は、2025年までに書面によるすべてのGIAレポートをデジタル形式に変換することで、消費者を保護するというGIAの使命を一層強化しています。
このデジタル トランスフォーメーションは、2023年1月、GIAで最も人気の高いレポートであるGIA ダイヤモンド ドシエ ®のデジタル版の発売から始まります。完全に再設計されたGIAアプリを搭載したこの新しいデジタル レポートは、消費者がGIAに期待する信頼できるダイヤモンドに関する情報をこれまで以上に安全かつ便利な方法で提供します。
また、GIAの総合的なデジタル サービスとして、革新的なGIA Match iDTM 機器によって可能となる新しい刻印照合サービスもご利用いただけるようになります。新しいGIAアプリと完全にペアリングするように設計されたGIA Match iDは、ダイヤモンドの刻印の画像をキャプチャし、独自の人工知能(AI)テクノロジーを使用してダイヤモンドを安全性の保たれているGIAレポートにリンクします。
「GIAのデジタル レポートは、数十年間にわたり行われてきたGIAの革新を基盤とし、消費者を保護するという使命を促進しています。 この重要な変革により、GIAは消費者に真にモダンで魅力的な体験を提供すると同時に、宝飾業界がより持続可能な未来に向かって進歩するのを支援します」とGIA社長兼CEOのSusan Jacquesは述べています。
すべてのGIAレポートをデジタル形式に変換することで、毎年20トンの紙および18.5トンのプラスチックの無駄がなくなり、輸送関連の炭素排出量が削減されます。
「GIAは、業界をリードする研究、製品開発、グレーディングの専門知識を独自に組み合わせ、AIとクラウド テクノロジーの力を最大限に活用しています。この比類のない組み合わせのおかげで、世界の宝石・宝飾業界において大事なクライアントの皆様により良いサービスを提供するGIAの能力が強化されます」とGIAの上級副社長兼最高執行責任者のPritesh Patelは述べています。
デジタル GIA ダイヤモンド ドシエ サービスは、3つのダイナミックな要素で構成されています。
- ダイヤモンドの4Cを含む完全なデジタル レポート。
- 小売業者や消費者がダイヤモンドに関するレポートの情報を安全に表示、保存、共有し、ダイヤモンドの品質に関するGIAの4Cについて学ぶことができるGIAアプリ。
- 独自のAIテクノロジーを搭載したGIA Match iD機器は、ダイヤモンドの刻印の画像をキャプチャし、ダイヤモンドを安全性の保たれているGIAクラウドの独自のGIAレポートにリンクし、GIAアプリで消費者に直接提供します。
この新しいデジタル レポート サービスは、6月10日から開催されるJCK Las Vegas(JCK ラスベガス)ショーのGIAブースで初めて紹介され、GIAアプリおよびGIA Match iDのデモをご体験いただける予定です。GIAがJCKラスベガスで提供するすべてのサービスに関する詳しい情報は、https://discover.gia.edu/jck2022 をご覧ください。
GIAアプリおよびGIA Match iD、またこれらについての小売業者向けの研修やツール、よくある質問、ビデオについては、https://discover.gia.edu/Unfold-the-Future をご覧ください。GIAは、2022年秋よりGIA Match iD機器の販売を開始する予定です。