プレスリリース

GIA、初のサステナビリティレポートを発表


透明性を高め、サステナビリティを明確にする

「GIAの社長兼CEOであるスーザン・ジャックは、6月2日(金)にJCKラスベガスショーで発表された、初のGIA(米国宝石学会)サステナビリティレポートについて、「私たちが事業を行う環境、社会、地域社会に与える影響を理解することは、私たちが掲げる消費者保護というミッションの遂行にとって不可欠なことです。」と語りました。「私たち全員が地球と人々に対する責任を果たし、宝石・ジュエリー業界のポジティブな面を前進させ、ネガティブな面を軽減するよう行動することが極めて重要です。」

この、初のGIAサステナビリティレポートと戦略は、Global Reporting Initiative(GRI)のフレームワークを参考に作成されました。社会、環境、ガバナンス(ESG)プログラムに関する2022年の基準達成状況や、GIAの2025年サステナビリティ戦略「Championing Transparency(透明性の追求)」も含まれています。
 
GIAのESGプログラム担当副社長であるヨハンナ・レヴィは、「持続可能性の概念から具体的な行動に移すには、現在地と目指すべき場所を理解し、明確な戦略と行動計画を立てることが極めて重要です」「報告書でも触れているように、GIAでは自らの業務に取り組み、教育や研究を通じて業界のサステナビリティの旅を支援することを意味しています」と述べています。

この初回レポートには、研究所が事業を展開している9カ国のすべてのGIA関連会社のESGデータと、以下のような意欲的で測定可能な目標が含まれています。:
 
•    2030年までにGIAの温室効果ガス排出量を50%削減する。
•    GIAの教育プログラムにサステナビリティのコンテンツを組み込む。
•    15,000人の職人採掘者に無償の宝石学基礎トレーニングを提供する
•    宝石のトレーサビリティと中古ジュエリーの検証を通じて、業界におけるサステナビリティを推進する。

GIAは、2023年のサステナビリティレポートで、これらの目標に対する進捗を報告する予定です。

GIA 2022報告書「Bringing Clarity to Sustainability(サステナビリティに明瞭さを)」の概要はGIA.edu/ESGでご覧いただけます。報告書の全文はこちらでご覧いただけます。

提高透明度,为可持续发展指引清晰方向  
  1. はじめに:宝石とジュエリーの消費者を保護する
  2. 信頼を最前線に
  3. 社員と宝石の消費者を中心に
  4. 環境への影響を把握する
「Bringing Clarity to Sustainability(サステナビリティに明瞭さを)」は、GIAにとって初めてのサステナビリティレポートです。
 
 

GIAについて

1931年に設立された独立非営利団体GIA(米国宝石学会)は、宝石学の世界的権威として認められています。GIAは、カラー、クラリティ、カット、カラットの4Cを考案し、1953年には、ダイヤモンドの品質の基準として世界中で認められている国際ダイヤモンドグレーディングシステム™を構築しました。

研究、教育、宝石学研究所サービス、機器開発を通じて、研究所は、誠実さ、学問、科学、プロフェッショナリズムの最高水準を維持することにより、宝石とジュエリーに対する社会の信頼を確保することに専念しています。詳細は GIA.eduをご覧ください。