記者発表

GIAがエメラルド レポートを充実


Recognizing the industry’s interest in more information about the nature of fillers in emeralds, GIA will offer filler identification with its emerald reports beginning December 15.  The optional filler identification service will initially be offered at no cost.
充填剤鑑別付きGIAエメラルド原産地レポートのサンプル。

12月15日からオプションで充填剤鑑別が可能

カリフォルニア州カールスバッド – 2024年12月11日 – GIAは、エメラルドに含まれる充填剤の性質に関するより詳細な情報に対する業界の関心を鑑み、12月15日からエメラルド レポートに充填剤鑑別情報を提供します。オプションの充填剤鑑別サービスは、最初は無料で提供されます。 
 
「GIAは市場のニーズに応えてこのような変更を行ないます」と、GIAの取締役副社長兼チーフ ラボラトリー/リサーチ オフィサーのTom Mosesが語ります。「エメラルドに含まれる充填剤の程度と組成に関する業界の懸念が進展してきたのに伴い、私たちはそのような変化にレポートを適応させてきました。」
 
GIAは20年以上前にエメラルドに含まれる充填剤の鑑別を提供していましたが、充填剤の程度を評価することに重点を置くサービスに変更しました。これは、充填剤は取り除いたり、改変したり、混合したりすることができるという認識のためでもありました。
 
今回、その石がエメラルドであることを鑑別しエメラルドに含まれる充填剤の程度を評価することに加えて、クライアントは新しい充填剤鑑別サービスを依頼することができるようになります。充填剤が存在する場合、レポートは以下のいずれかの結論を提示します。

  • 充填剤タイプ:A(オイル、ワックス、および/または天然樹脂を含む場合あり)
  • 充填剤タイプ:B(人工樹脂)
  • 透明度を向上させる素材の存在は現在確認されていません。

ご質問がある場合は、GIAラボラトリーのクライアントの方は、GIAラボラトリーのクライアント サービス担当者にお問い合わせいただくか、電子メール LabService@gia.eduでお問い合わせください。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット ウェイトからなる有名な4Cを考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。

研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。