記者発表

GIA、カラーダイヤモンドの原産地レポートを追加


新しいユニークなサービスに対する需要が高まり、GIAは全世界でそのサービスを追加します

カリフォルニア州カールスバッド – 2019年5月30日 – GIAは、5月24日に天然カラーダイヤモンドをGIAダイヤモンド起源レポートサービスへ追加しました。3月28日に発表されたこの革新的なサービスは、ファセットカットされたDからZおよび天然のカラーダイヤモンドをオリジナルの原石に科学的に照合し、宝石の原産地を確認することができます。
 
GIAダイヤモンド起源レポートへの反応は非常にポジティブなものです、とGIA取締役副社長兼ラボ・研究主任責任者のTom Mosesは述べます。このプログラムには、鉱山労働者、製造業者、小売業者から強い関心が寄せられています。この強い需要に対応するため、ダイヤモンドの原石を評価するサービスを追加します、と続けました。
 
GIAの科学的照合プロセスは、天然ダイヤモンドの原石から物理的な寸法およびその他の科学データを収集して始まります。その後、GIAは各原石に固有の鑑別番号を割り当てます。原石の鑑別番号を持つ研磨されたダイヤモンドがグレーディングサービスのために提出されるとき、GIAラボのスタッフは同じデータを収集します。研磨された宝石のデータが原石のデータと一致すれば、GIAは採掘会社から提供された原産地を確認し、その情報をダイヤモンド起源レポートに含めます。
 
ダイヤモンドのバリューチェーン全体が、科学的にダイヤモンドの起源を確認することで消費者の信頼を構築することができると認識しています、とGIAグローバルビジネス開発および選鉱担当上級副社長であるAnna Martinは述べます。消費者は、ダイヤモンドがどこから来たのか、どのように生産されたのか、そのダイヤモンドを購入することで宝石を生産しているコミュニティの健全性や持続可能性にどのように貢献するのかなど、自分たちの宝石についてもっと知りたいと考えています、と加えました。
 
ダイヤモンド起源レポートには、原産地、それぞれのダイヤモンドの4Cに関する完全な品質分析、刻印されるレポート番号が記載されます。原産地およびダイヤモンドの形成に関する情報は、GIA.eduのGIAオンラインレポートチェックサービスでそれぞれのダイヤモンド起源レポートにアクセスしていただくか、各レポートに印刷されたQRコードおよびApple(アップル)またはアンドロイドの携帯電話でご利用いただけるGIA起源アプリでご覧いただけます。
 
詳細については、https://www.gia.edu/diamond-origin-report-serviceをご覧ください。
 

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量で有名な 4C を考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。