記者発表

GIA、日本で2つのGemFestを主催


東京と大阪の参加者は、カラーストーン、パール 、および合成ダイヤモンドの専門家から話を聞きます

東京 - 2013年7月19日 - 宝石・宝飾品で世界第三位の消費市場である日本のオーディエンスは、東京(7月22日)と大阪(7月23日)の2つのGemFestでGIA(Gemological Institute of America)の専門家から話を聞くことができます。無料の教育イベントでは、著名なGIA宝石鑑別士であるKenneth Scarrattによるカラーストーンと真珠に関する研究プレゼンテーション、そしてGIAの研究者であるAhmadjan Abduriyimによる合成ダイヤモンドに関するプレゼンテーションを提供します。GIAが大阪でGemFestを主催するのは今回が初めてです。
 
Scarratt(GIA東南アジア支部取締役兼GIAバンコクラボのディレクター)は、カラーストーンと真珠の研究、そして鑑別とレポートの手順に焦点をあてて話します。カラーストーンやパールの分野におけるGIAの研究は、これらの宝石の知識を蓄積に貢献するだけでなく、公共サービスの使命に不可欠なものです、とScarrattは語ります。
 
Abduriyim(GIAカラーストーンサービスの上級研究員兼マネージャー)は、合成された宝石品質のダイヤモンドの最新情報について説明します。CVD(Chemical Vapor Deposition)法、HPHT(高圧/高温)法などの合成ダイヤモンド技術は近年、貿易、公共の両方から注目を集めています。合成宝石の開発と、それらを確実に検出する方法についての理解は、グローバルな宝石・宝飾品業界にとって重要なことです、とAbduriyimは話します。
 
この分野のリーダーであるScarrattは、広範囲な宝石素材や処理の検出方法だけでなく、海水および淡水天然真珠に関する鑑別の専門知識における豊富な経験を持っています。世界中の多岐にわたる宝石学ジャーナルの記事を執筆あるいは共同執筆し、2冊の書籍「The Crown Jewels(クラウンジュエル)」と「The Pearl & the Dragon(真珠とドラゴン)」を共同執筆しています。
 
Abduriyimは、京都大学地球惑星科学専攻にて鉱物学の博士号を取得しています。彼は、主要な宝石の地理的起源の判別についての取り組みや、宝石学分野への LA-ICP-MS の応用などについて、数々の宝石学に関する記事を執筆しており、Gems and Gemology(宝石と宝石学)などの宝石学関係の定期刊行物に掲載されています。
 
東京のGIA GemFestは7月22日午後5時から午後6時30分まで、オーラム(東京都台東区東上野1-26-2)にて開催されます。大阪で初のGIA GemFestは、7月23日午後4時から午後6時半まで、ホテル日航大阪(大阪市中央区西心斎橋1-3-3)で開催されます。
 
GIA GemFestsのご予約は、メールgiatokyolab@gia.edu または +81 03 5812 0315 までお問合せください。
 


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティ(透明度)およびカラット重量から成る著名な4Cを考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を通じてGIAは、最高基準の完全性、学問、科学およびプロフェッショナリズムを維持しながら、宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。