記者発表

5世代目の宝石商、Beatrice Shipley奨学金を獲得


GIAおよびAGSよりBeatrice Shipley奨学金を授与されたMadelaine Genna。
GIAおよびAGSよりBeatrice Shipley奨学金を授与されたMadelaine Genna。

GIAおよびAGSで学習するための奨学金を授与

カリフォルニア州、カールスバッド – 2019年12月10日 – GIAおよびAGS(American Gem Society、米国宝石学会)は、両組織へ多大な貢献をもたらしたShipley夫人に敬意を表して設立されたBeatrice Shipley奨学金をフロリダ州中部の5世代目の宝石商、Madelaine Gennaに授与しました。この奨学金は、GennaがGIAのキャンパスでGIAグラジュエイト ジェモロジスト プログラムとAGSウェイ(AGS Way)コースを修了するための授業料およびコロラド州デンバーで開催される2020 AGS Conclave(2020年 AGS議事会)の参加費に利用することができます。
 
AGSとGIAはBeatrice Shipley奨学金を共同で設立し、GIA社長兼CEOのSusan Jacquesは、ワシントン州シアトルで開催された2019 AGS Conclave(2019年AGS議事会)でこの奨学金の設立を発表しました。
 
「次世代の業界のリーダーがGIAとAGSの教育を受けてキャリアを築き上げる準備をするのにお役に立てることができて光栄に思います。Madelaine Gennaさんは宝飾業界で育ちました。彼女が抱いている情熱が、キャリアにおける成功へと導くのを見れることは素晴らしいことです。彼女がBeatrice Shipley奨学金を初めて獲得したことを心から誇りに思っています」とJacquesは語りました。
 
また、AGSの最高経営責任者(CEO)であるKatherine Bodohは「AGSの会員が目標を達成するのに支援してくださったGIAに感謝の意を表したいと思います。優秀な会員の方々から受理した申請書を見て、非常に感動しました。また、AGSとGIAにこの素晴らしいアイデアを提供していただいたAGS取締役会長のJohn Carter氏にも感謝しています」と述べました。
 
Gennaさんは、フロリダ州にある両親が経営する宝石店に幼少の頃よく立ち寄り、若いながらも宝石やジュエリーが非常に好きになりました。広告および広報の学位を取得して大学を卒業した後、数多くのジュエリー デザイナーの下で働きました。現在、Gennaさんは家業に携わっており、AGSおよびGIAでの学習を修了した後、家族経営のジュエリー事業を発展および拡大するというビジョンを抱いています。Gennaは、既にAGS認定の販売員であり、GIAダイヤモンド エッセンシャル(Diamond Essentials)のサティフィケートも取得しています。 
 
Gennaは、「Beatrice Shipleyに敬意を表したこの奨学金を受け取ることができて、非常に光栄です。Shipleyは、宝飾業界に女性がまだあまりいなかった時代に既にビジネスの第一線で活躍し、GIAとAGSの形成にあたり原動力となりました。私の家族はGIAとAGSとの提携のおかげでビジネスを豊かに展開できており、これらの組織に対して心からの敬意と感謝を申し上げます。Beatriceさんは、女性が成し得るあらゆる素晴らしいことの象徴であるので非常に尊敬しており、このように彼女と関わり合えて非常に誇りに思っています」と述べました。
 
Robert ShipleyとBeatrice Shipleyは、宝石商を教育し、宝飾業界を専門化し、これらの宝石商が参加するためのギルドを創立することを目的に掲げ、彼らの貯蓄を資金としてGIAとAGSの両方を1930年代に設立しました。

AGSについて
American Gem Society(米国宝石学会)は、宝飾業界における高水準の倫理、継続的な教育、消費者保護の促進を使命として1934年に設立された非営利団体です。米国宝石学会は、業界で最高の倫理的および専門的な基準を保持している会員に対して資格を授与します。この資格を維持するには、毎年、再認定試験を受けて合格する必要があります。会員に必要とされる基準を満たすと認定される宝石商は全国で20人のうち1人にも至らないほど、この基準は厳格なものとされています。

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティ、カラット ウエイトで有名な4Cを考案しました。さらに1953年にはインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。     
      
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を通じてGIAは、最高基準の誠実性、学術、科学およびプロフェッショナリズムを維持しながら、宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。