記者発表

2018年GIA国際宝石学シンポジウムからの見識


G&G 2018年秋号の表紙写真。
Gems & Gemology(宝石と宝石学)2018年秋号は、2018年GIA国際宝石学シンポジウムの議事録を特集しています。

Gems & Gemology(宝石と宝石学)2018年秋号、画期的なイベントの議事録を特集

カリフォルニア州カールスバッド – 2018年12月5日 – GIAの第6回国際宝石学シンポジウムの内容が、GIAの季刊専門誌、Gems & Gemology(宝石と宝石学、G&G)の2018年秋号に掲載されています。この感動的なイベントについて是非お読みください。36カ国から約800名の参加者が、最先端の宝石学および鉱物学の研究について学び、グローバルビジネスの理解を深めるために10月7日から9日までカリフォルニア州カールスバッドに集結しました。研究プログラムおよびビジネスプログラムが同時に行われ、参加者はそれぞれの分野で集中した教育を受ける機会を活用しました。
 
G&Gの最新号は、37名の講演者による発表会および68回行われたポスターセッションなどの研究プログラムの要約に焦点を当てており、カラーストーンと真珠、ダイヤモンド地質学、ダイヤモンドの鑑別、宝石の特性、宝石の産地と形成、一般的な宝石学とジュエリー、新しい技術と技法の7つの研究テーマに基づいて説明されています。同時に行われたビジネスプログラムでは、Harvard Business School( ハーバード・ビジネス・スクール)の3人の教授が、本格的なリーダーシップ、顧客中心主義および破壊的革新に関して実際に起こったケーススタディを分析するクラスを開講しました。
 
本号のG&Gには、宝石・宝飾業界の軌跡にユニークな見識を提供する素晴らしいイベント、「フューチャースケープ・フォーラム」の要約が最後に掲載されています。パネルディスカッションには、デビアスグループの最高経営責任者のBruce Cleaver、Signet Jewelers(シグネット・ジュエラー)の最高経営責任者のGina Drosos、Blue Nile(ブルーナイル)の最高経営責任者のJason Goldberger、Diamond Cellar Holdings(ダイヤモンドセラーホールディングス)の最高経営責任者のAndy Johnson、Christie’s(クリスティーズ)の国際ジュエリー部門長のRahul Kadakia、Chow Tai Fook(周大福)のマネージングディレクターのKent Wongが参加しました。これらの業界のリーダーは、革新的な技術、変化を遂げる消費者の好み、持続可能性に関する懸念について議論を交わしました。
 
また、本号ではイベント開催中の全3日間の写真も数々ご覧いただけます。G&G2018年秋号は、シンポジウムにご参加いただいた方に無料で差し上げています。
 
本号および1934年以降に出版されたG&Gの全号は、全記事、ラボノート、フォトギャラリー、特別なビデオ映像も含めて、GIAのウェブサイトhttps://www.gia.edu/gems-gemologyにて無料でご覧いただけます。
 
その他の研究記事は、http://www.gia.edu/gia-news-researchでお読みいただけます。
 
印刷版の購読およびバックナンバーのコピーに関しては、http://store.gia.eduをご覧ください。
 


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量で有名な 4C を考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。