「華やかな時代:インドの宝石」展

2018年10月10日まで、カリフォルニア州カールスバッドのGIAでユニークなコレクションを展示中
カリフォルニア州カールスバッド -2017年9月25日 – 17世紀から20世紀にインドで製造された複雑なデザインのジュエリーや華麗な宝飾品の展示会が、カリフォルニア州カールスバッドにあるGIA(Gemological Institute of America)の本部で10月13日より開催されます。2018年3月1日まで開催されている (編集者注:2017年12月、この展示会は2018年10月10日まで延長されることに決定)「華やかな時代:インドの宝石」展では、ムガル帝国時代(1526年~1857年)の作品など50作の豪華で由緒ある宝飾品が展示され、300年以上にわたるインドの装飾品の歴史をご覧いただけます。
「私たちは、この壮大な由緒ある宝飾品を展示できて非常に嬉しく思っています」と、GIA博物館の館長であるTerri Ottawayは述べています。「各作品に飾られた数多くの素晴らしい宝石を見ると、何世紀も前のインドの王室がいかに煌びやかであったかどうか非常によく理解できます。」
「華やかな時代:インドの宝石」は、これらの作品に飾られたダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイアおよびその他の宝石が世界中の原産地から辿った複雑なルートを探求します。また、この展示会は、宗教と文化において宝石が象徴する意義、宝石のために戦われた戦争、インドでの宝石学の歴史的な伝統をご紹介します。展示されている作品は、プライベートコレクションから借用したものです。
「インドの貴族は、有名なゴルコンダ地域から産出されたダイヤモンドをコロンビア産エメラルド、ビルマ産ルビーやペルシャ湾で採取された真珠と交換しました。 最高品質の宝石を手に入れるためには、どんな鉱山や海でも躊躇せずに探索したのです。宝石は富と地位の象徴であっただけでなく、保護と人生を向上するためのお守りとして着用されました。このようにあまりにも多くのことが関わっていたため、なぜ宝石をめぐって戦争が起こっていたかがおわかりになるでしょう」と、Ottawayは語ります。
インドの歴史において、多くのさまざまな宝石が精巧にデザインされた宝飾品に常に使用されてきました。宗教的な人物を称える目的で使用された宝石もあれば、結び付いた幸せの証であるノーズリングのように結婚という契約において重要な役割を果たしていた宝石もありました。結婚式で着用される精巧にデザインされたネックレスは、多産の象徴であるヘビや魚を表現し、通常は宝飾品の裏に使われるエナメルの色は、生命力を表現していました。
「華やかな時代:インドの宝石」は、2018年10月10日まで展示されています。ツアーのご予約は、Eメールまたは(800)421-7250(内線4116)および(760)603-4116(米国、カナダ以外の場合)までお電話でご連絡ください。
カールスバッドにあるGIA博物館は、宝石、宝飾品、鉱物の広範囲にわたるGIAのコレクションを所蔵しています。常時展示されている作品および定期的に変更される展示品は、宝石、宝飾品、宝石学に対する意識を高めることでGIAの使命をサポートしています。また、博物館のコレクションは、GIAの研究・教育プログラムもサポートしています。
この展示会は、毎年行われるGIAのジュエリーキャリアフェアに合わせて、2017年10月13日より始まります。この日に限り、事前に予約をせずにどなたでもGIAの本部を訪れていただけます。詳細については、https://www.gia.edu/career-fairをご覧いただくか、760 603 4000(内線4100)までお電話でご連絡ください。