記者発表

GIA理事会、優先事項の確認のために会議を開催し、新理事を歓迎


The newly inducted members of the GIA Board of Governors: (from left) Dave Bindra, vice president of operations and head of acquisitions at B&B Fine Gems, and Marcus ter Haar, an experienced diamond industry executive.
GIA理事会に新たに参加した理事:(左から右)B&B Fine Gems(B&B ファイン ジェムズ)の経営副社長兼買収代表のDave Bindraと、ダイヤモンド業界の経験豊富な重役のMarcus ter Haar。

第15回GIA研究会議が11月3日~5日に開催されました

カリフォルニア州カールスバッド– 2021年11月17日 – GIA理事会は、11月5日~8日にカリフォルニア州カールスバッドで2年ぶりに対面による会議を行いました。理事会は、GIAが消費者を保護するという使命を今後も必ず推進するように、GIAの戦略計画と優先事項を確認しました。理事会の会議に先立ち、数人の理事を含むGIAグローバル研究チームが、第15回GIA研究会議を開催し、宝石や宝飾品に対する国民の信頼を確保するというGIAの使命を支援するためのGIAの教育プログラム、ラボラトリー サービス、機器の開発を支える広範な研究と成果について検討および議論しました。
 
理事会は、B&B Fine Gems(B&B ファイン ジェムズ)の経営副社長兼買収代表のDave Bindraと、ダイヤモンド業界の経験豊富な重役のMarcus ter Haarの2人を理事として新たに迎えました。Avanir Pharmaceuticals(アバニール ファーマシューティカルズ )上級副社長兼最高財務責任者のLisa Locklearが、Jewelers Board of Trade(宝石商取引委員会) の前社長兼最高経営責任者(CEO)であるDione D. Kenyonの後任として、次期理事長に任命されました。また、9年間の任期を終えたDhamani Jewels Group(Dhamani ジュエルズ グループ)最高経営責任者(CEO)兼マネージング ディレクターであるAmit Dhamani理事に別れを告げました。
 
「2016年からGIA理事会の理事を務めることができて光栄に思います。今後も理事会で活動し、Lisa Locklear次期理事長と協力して貢献することを楽しみにしています。Dave Bindra と Marcus ter Haarは、業界での貴重な専門知識とリーダーシップの経験をお持ちです。現在のような急速な変化を遂げる宝飾業界では、彼らの経験と指導は理事会にとって素晴らしい力添えとなります」とDione Kenyonは語りました。
 
「この2人の新しい理事と理事会全体が、業界にとって重大なこの転換期に消費者を保護するというGIAの使命を推進するためにもたらす洞察と視点について喜ばしく思います」とGIA社長兼CEOのSusan Jacquesは述べました。
 
「GIA研究会議で発表された研究成果は非常に素晴らしいものでした。このような包括的かつ堅牢で使命を重視した研究プログラムを持つ組織は他にはありません。GIAは、従来の宝石学の研究を超えて地質学、鉱物学、ダイヤモンド物理学の基本的な側面に携わっており、これらすべてが消費者を保護するという究極の目標を達成するために行われています」とGIA理事および取締役副社長兼ラボ研究主任責任者のTom Mosesは語りました。
 
Dave Bindraは、B&B Fine Gems(B&Bファイン ジェムズ)で経営副社長兼買収代表を務めています。高級かつ希少なカラーストーンの調達、カッティング、リカッティングの経験を有するカラーストーンの専門家です。また、Jewelers Vigilance Committee(米国宝石商自警団)、American Gem Society (米国宝石学会若年タイトル ホルダー)、24k Club Southern California(24kクラブ南カリフォルニア)、Black in Jewelry Coalition(ブラック イン ジュエリー連合)、Jewelers Advisory Council(ジュエラーズ諮問委員会)の理事を務めています。Bindra氏は、University of Southern California(南カリフォルニア大学)を卒業し、2007年にGIAでグラジュエイト ジェモロジスト(Graduate Gemologist)のディプロマを取得しました。
 
Marcus ter Haarは、バリューチェーン全体のセクターに精通した、ダイヤモンド業界の経験豊富な重役です。以前はOkavango Diamond Company(オカバンゴ ダイヤモンド社)でマネージング ディレクターを務めたこともあり、ガバナンスに関する幅広い知識を持っています。国際的な高級観光会社Wilderness Holdings(ウィルダネス ホールディングス)、Diamonds Do Good(ダイヤモンド ドゥ グッド)、Lady Khama Charitable Trust(レディ カーマ慈善信託)など、様々な民間部門や非営利団体の理事会に関与しています。
 
理事会が開催される前週、数名の理事が、天然およびラボラトリー グロウンのダイヤモンド、カラーストーン、真珠、特殊な機器類に関する最新の研究成果を確認するために、60人以上のGIAスタッフと共に対面およびバーチャル両方による会議に参加しました。3日間にわたり行われたこの会議では、人工知能、ダイヤモンドの起源判定、GIAの広範な研究プログラムについてのその他の側面に関する研究と応用が取り上げられました。今回の研究および理事会の会議は、厳格な安全衛生プロトコルの下で開催されました。
 


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット ウェイトからなる有名な4Cを考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。
 
研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。