記者発表

GIAのRobert Weldon、2020年Antonio C. Bonanno賞を受賞


Robert Weldon, director of GIA’s Richard T. Liddicoat Gemological Library and 2020 recipient of the Antonio C. Bonanno Award for Excellence in Gemology. Photo by Judy Colbert/GIA.
GIAのRichard T. Liddicoat宝石学図書館ディレクターおよび2020年Antonio C. Bonanno賞宝石学優秀賞の受賞者、Robert Weldon。写真:Judy Colbert/GIA

Accredited Gemologists Association(認定宝石鑑別士協会)が宝石学優秀賞を授与

カリフォルニア州、カールスバッド – 2020年2月11日 – GIAでRichard T. Liddicoat宝石学図書館ディレクターを務めるRobert Weldonは、2020年Antonio C. Bonanno宝石学優秀賞を受賞しました。Accredited Gemologists Association(認定宝石鑑別士協会、AGA)が発表したこの賞は、継続的研究、教育、公共への普及活動など、宝石学の分野に多大な貢献をした人々に贈呈されます。受賞者は、2月5日にアリゾナ州ツーソンで開催されたAGAの授賞式で表彰を受けました。

「この栄誉ある賞を受賞することができて非常に光栄です。私は、写真、言葉、宝石学の科学を通じて、宝石やジュエリー、そしてそれらをGIAにお持ち込みになる人々の物語を伝えることに専念してきました。この知識と経験を共有することで生まれるポジティブな影響を見ることができ、非常に嬉しく思います」とWeldonは語ります。

Weldonは、30年以上のキャリアにおいて、数多くの宝石学やジュエリー関連および消費者向けの出版物に取り上げられた写真や記事を寄稿してきました。また、採掘職人のためのGIA宝石ガイド プログラムを開発する際に非常に重要な役割を果たしました。『Selecting Gem Rough: A Guide for Artisanal Miners(宝石原石の選択: 採掘職人のためのガイド)」を共同執筆し、このガイドの使い方について東アフリカの採掘職人を訓練しました。Weldonは、AGAカンファレンスで行われたプレゼンテーションでこのプログラムに関する最新情報を紹介しました。

「Robertは、宝石学における専門知識、クリエイティブな才能、画像と書面によるコミュニケーションの深い理解を持っており、GIAの使命に対して献身的に貢献しているため、GIAと宝石業界で貴重なリーダーとなりました。彼が多くの重要な貢献をしたことに対しこの賞を受賞できて非常に嬉しく思います」とGIAの社長兼CEOであるSusan Jacquesは語ります。

Weldonは、University of Arkansas-Fayetteville(アーカンソー大学ファイエットビル校)より経営学の学士号を取得しました。1987年にGIAよりGGのディプロマを取得した後、カールスバッドにあるGIA図書館にて3年間働きました。1990年、Weldonはカラー宝石に関する記事の編集者としてJCK誌に入社し、その後シニア ライターとしてProfessional Jeweler(プロフェッショナル ジュエラー)に入社しました。2006年にGIAに戻って以来、彼はGIAの季刊専門誌であるGems & Gemology(宝石と宝石学)で特集記事やいくつかの短い記事を執筆および共同執筆しています。Weldonが撮影した写真は同誌の表紙に30回以上使用され、他のいくつかの記事でも顕著に取り上げられています。2017年、Richard T. Liddicoat宝石学図書館のディレクターに任命され、同図書館の創設者であり、退職したDona Dirlamの後を継ぎました。

Antonio C. Bonanno賞を受賞した過去および現在のGIAスタッフは、Al Gilbertson(2017年)、Cigdem Lule博士(2016年)、Emmanuel Fritsch博士(2013年)、Christopher Smith(2009年)、James Shigley博士(2008年)、Shane McClure(2007年)、G. Robert Crowningshield(2003年)、John I. Koivula(2002年)です。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット ウェイトからなる有名な4Cを考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。

研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。