ビデオ特集:2013年 香港 Jewelry & Gem Fair(ジュエリー&宝石フェア)
9月 13, 2013
![2013年香港ショー](https://www.gia.edu/images/iStock_2013_HongKong_Show.jpg)
旧英国植民地、現在の中華人民共和国の特別行政区である香港は、世界トップ10の輸出入国です。 香港の貿易のほぼ半分は中国本土との取引であり、世界的な宝石・ジュエリーの展示会開催地としては、非常に魅力的です。 無関税で、最小限のライセンスしか必要でない自由貿易港であるという点もまた、サプライヤーとバイヤーを惹き付けます。 ラスベガス、スイスのバーゼルと並んで、香港の宝石・ジュエリーショーは、その規模、取引量、業界のトレンド設定において、世界で最も重要なショーの1つとして位置づけられています。
Wolfram Diener
アジアにおけるUBMのトレードショーについて語る
アジアにおけるUBMのトレードショーについて語る
中国本土で最大の商業展示会主催企業であるUBMが、展示会開催に香港を好む理由について、UBM上級副社長のWolfram Diener(ヴォルフラム・ディーナー)氏が、インタビューに答えた。(香港の2013年ジュエリー・宝石フェアにて)
3つの主要な香港のショーは、毎年開催されています。 通常3月に一度、続いて6月に一度展示会が行われます。 9月のショーが最大で、全出展者に対応するために2つの会場が必要となります。 6月と9月のイベントは、グローバルコミュニケーションおよびマーケティング会社のUBMによって主催されています。 今年の6月のショーである第26回香港ジュエリー&宝石フェアは、Hong Kong Convention and Exhibition Center(香港コンベンション&エキシビションセンター – HKCEC)でAsia’s Fashion Jewellery and Accessories Fair(アジアファッションジュエリー&アクセサリーフェア)と同時開催されました。 そこではダイヤモンド、カラーストーン、ジェダイト、パール、ファインジュエリー、アンティークジュエリー、デザイン、製造ツールを含む、複数のテーマに沿ったパビリオンが設けられました。
David Bindra
カラーストーンディーラーの視点
カラーストーンディーラーの視点
ロサンゼルスB&B Fine GemsのDavid Bindra (デビッド・ビンドラ)氏が、カラーストーン取引の「中心地」となっているという香港における、9月の宝石ショーの成長について、自らの視点を語った。
6月のショーには約4万人のバイヤーが出席し、9月のイベントでは通常、その数が6万に達します。 バイヤーは真に国際的に多様な人々から構成されていますが、中国からの参加者の割合が連続して増加しています。 中国では国の経済力が急成長し続けているため、消費者経済が向上し、宝石、ジュエリーの大幅な購入増加が起きているのです。 中国の購入者はより目が肥え、高品質なダイヤモンド、宝石、ジュエリーを求めるようになっています。西洋のデザインやブランドは中国でも人気があり、ダイヤモンドディーラーやゴールドジュエリー類の製造業者を含む、国際的なサプライヤーに機会が創出されています。 中国は世界最大の金の買い手です。 そして香港は、自由貿易政策、地理的位置、および伝統的に中国への出入り口的存在であることから、アジアにおける高級ジュエリーの最大貿易拠点であり、国際サプライヤーとバイヤーにとって最高の活動場所となっています。