ベンチヒント#11:古いブラシをホイップバニッシャーに変換


古い毛ブラシの改造
使い古した毛ブラシはホイップバーニッシャーやロータリーハンマーと呼ばれる便利な道具として簡単にリサイクルでき, 鋳物やその他の金属表面の欠陥や表面多孔性の向上に加え, 排除にさえも有効です。
 
ホイップバニッシャーを作るには以下のアイテムが必要です。ほとんどは宝飾品店で手に入れる事が出来ます。

  • 使い古したブラシホイール毛
  • フレックスシャフトとハンドピース
  • 粗いグリットホイールとメディアムなグリットホイール付きベンチグラインダー(例えばcratex ホイール)
  • 宝石商ののこぎり
  • サンディングスティック - 320, 400および600グリット
  • トリポリや口紅バフホイール付き研磨機
まずはじめに、宝石細工用ノコギリを使って使い古しの毛ブラシを切断します。 長さ約1インチ半のマイルド「ソフト」スチール一片、であるブラシ・ホイールのシャフト部分だけが残ります。 この種のスチールは、硬化または強化されていないため、好都合です。 強固でありながらも、壊すことなく、簡単に曲げることができます。
 
エンド鋼片を丸めるのに、ベンチ・グラインダーのザラザラしたグリンディング・ホイールを使います。 ミディアム・ホイールのザラザラしたグリンディングのマークを取り除いてから、flexshaft ハンドピースにスチールを差し込みし、320、400および600のグリット・サンドペーパー・スティックに対して回して滑らかで丸まったエンド部を仕上げます。 最後に、トリポリとルージュで丸まったエンド部を研磨します。
 
最後のステップは、丸めて研磨したエンド部から約6~7mm 軽く曲げます。 ストックを曲げれば曲げるほど、使用の際にバーニッシャの威力が増します。 お好みに合わせてツールを調整することができます。
 
ホイップ・バーニッシャを使用するには、flexshaft ハンドピースに差し込んで中程度の速度で回します。 金属表面がスピニング・エンド方向に移動させ、表面を叩いて気孔などの欠陥を矯正します。 バー潤滑剤を塗布すると、ホイップ・バーニッシャの性能が向上します。
 
研磨の後に400および600のグリット・サンドペーパーで表面を軽く磨いてから、通常の艶出しを行います。

RN作業のヒ​​ント
これは、最終的なホイップ・バーニッシャの様子です。