ボリビアのアメトリン鉱山が何世紀にもわたって不明となっていた後で1960年代に再開されると、この宝石のバイカラーの外観は、ディーラーや宝石デザイナーたちに人気となりました。 その色は、アメシストとシトリンの淡色から強い色合いまで幅があります。
アナヒ鉱山の原石から、さまざまな色調や色相の度合いのアメシスト、シトリン、
アメトリンの完成品が生産される。 写真:©GIAならびにTino Hammid。
色
上質なアメトリンは、ミディアムダークからやや強いオレンジ色と、鮮やかで強い紫色またはすみれ色がかった紫色を示します。 通常5カラット以上の大きな宝石が、最も強い飽和色相を示す傾向にあります。 ディーラーは、成形された宝石の中心に2色のはっきりした境界がくるようにして、各色が魅力的に半々に配分されたものを求めます。
長方形のカットはアメトリンのユニークな外観を披露してくれる。 写真:Robert Weldon/ GIA、提供:Cynthia Renee Co.
カット
巧みにブレンドされた、または対照的な組み合わせのアメトリンのバイカラーを見せる、想像力に富んだデザイナーカットは愛好家に高く評価されます。
この48.50ctの アメトリンは宝石デザイナーDalan Hargraveによって成形され、キラキラと眩い輝きを放つ。 写真:Robert Weldon/ GIA、提供: Minerales y Metales del Oriente、ボリビア、南アフリカ
クラリティ
市場でのファセットカットのアメトリンの多くはアイクリーンで、これは目に見えるインクルージョンがないという意味です。
ファセット付けされたアメトリンのほとんどと同じように、このバイカラーの長方形にステップカットされた石には、目に見えるインクルージョンがない。 写真:Van Rossen、©ICA、提供:Columbia Gem House(コロンビアジェムハウス)。
カラット重量
高価なアメトリンになると、サイズが重要になります。 最良の、最も強いシトリンとアメシストの色は通常、5カラット以上の大きなサイズで見られるからです。
この87.66ctの アメトリンには、アメシストの豊かな紫色と、対照をなすシトリンのオレンジがかった黄色が表れている。 写真:Robert Weldon/GIA、提供:Minerales y Metales del Oriente、ボリビア、南アメリカ