琥珀の歴史と伝承 Gierlowskaのトカゲ。ポーランドのグダニスクにあるグダニスク琥珀博物館のコレクション。 琥珀は、おそらく昆虫やその他の種類のインクルージョンで最もよく知られているでしょう。 何百万年も前、琥珀の液が無数の植物から滲出し、これがアリやハチ、シロアリなどの昆虫類を閉じ込める粘着物の働きをしました。 気泡の他にも花の一部や葉っぱ、松の針葉などは良くみかける琥珀のインクルージョンです。 サソリ、カタツムリ、カエル、トカゲなどの大きな生物を内包する琥珀は、特に生物の「インクルージョン」が無傷で残っている場合など、とても価値があります。 ドミニカ共和国産のこの琥珀の中に閉じ込められている絶滅したトカゲの化石は百万年以上前のもの。 - 提供:Dr. Edward J. Gubelin(エドワード J グベリン博士)琥珀に埋め込まれた昆虫は、映画「ジュラシック パーク」の基にもなりました。物語は、琥珀内に保存されていた先史時代の蚊の吸った恐竜の血液中に発見されたDNAから恐竜をクローン化するという筋書きでした。 映画により、この宝石に大きな関心がもたらされました。